明神が岳
明神が岳はRちゃんと行った山。
Rちゃんとは奥多摩と景信山に、旦那さんとも行けて
いい感じだったのだけど、明神が岳で私の悪い癖が出て
なんだか腹が立ってしまい、口を利かなくなったら
箱根湯本の駅でRちゃんは泣いていた。
泣くほどのことかい、と思ったし、そういう時どう
フォローしていいかわからないので、声もかけずに
そのままなんとなく帰って、それっきりRちゃんとは山に
行かなくなった。
明神が岳のススキ、きれいだったのに。
道も歩きやすくて快適、富士山も大涌谷も美しく見えたのになあ。
いつものパターン。
その人と話すより、山を自由に歩く方が楽しい、
人よりも山に興味がある、
自分の感動をわかってほしいと思ってもさほど関心を持ってもらえなかったり
適当にはぐらかされた(と私が感じた)ことが不愉快になって、
こんなことなら一人で来ればよかったと思ってしまう、
いっしょにいるのが面倒くさい、そういうパターン。
だから孤独になっているのだ。
因果関係ははっきりしているのだ。
人といるのが楽しい!と思える質だったらよかったなあ・・・
と思うけど、それもまたオッケーだよ・・・とオープンマインドで
流すしかないのか・・・
木曽駒~空木 (頂上木曽小屋のお父さんありがとう)
木曽駒~空木の縦走を計画。
山頂から少し上松町側に入った頂上木曽小屋に宿をとった。
広い小屋だけど、人が少なくて、私ひとりと、男性2人組だけ。
予約は上松町の酒屋さんに電話する感じだったので、地元の
お宅が兼業でやっていらっしゃるんだろうなあと思った。
ご主人は背の丸くなった小柄な優しい方で、
お茶を入れてくれたり、おみかんをくださったり、チョコレートを
くださったり、ふとんを心配してくださったりで、今思い出しても
涙が出る。
木曽駒は子供たちの大規模な遭難が起こった場所で、だから小屋が
多いのかなと思うけれど、登山者の安全について、ちょっと特別な
思いがある場所なのかもしれない。
御嶽山が目の前に見えるロケーションなのだけれど、噴火の日は
雲がかかっていてすぐには気が付かなかったそう。
でも煙の出る日が続き、それをお父さんはずっと見てたのだろうな。
お客さんがものすごく多かった時、お客さんに手伝ってもらって
乗り切った話もしてくださった。
出発するときお父さんはコマクサを見せてくれた。
ちょっと名残惜しんでくれた。
あの時、もうずいぶんお歳を召していらしたから、
今お元気でいらっしゃるかしら。
山は人が苦手な私にいい出会いを与えてくれる。
ありがたい。
頂上木曽小屋のおとうさーん。
あなたは私にその後何年も続くあたたかい気持ちを贈ってくれました。
本当にありがとう。
どうかどうか幸せな毎日を。
祈っています。
黒戸尾根・甲斐駒
横手駒ケ岳神社から黒戸尾根。
私にしては背伸び。
でも淡々と登る。途中にたくさんの石仏。梯子。
七丈小屋はまだ前の小屋番さん。
何度も呼び掛けてようやく出てきてくださる。
小屋はきれいに片付いていて、ハンガーもピシっとそろっている。
小屋番さんは引退までの間にあちこち整備しておられるみたいで
資材があちこちに積んである。
泊りは私と大学生のお兄さんふたり。
翌朝無事甲斐駒に登頂。七丈小屋の小屋番さんにお会いできた。間に合った。
ありがたかった。