介護未満、シングル中高年のサビシイ年末年始…

今週のお題「私の年末年始」

 

大晦日から2日にかけて、2泊3日で父母と信州の温泉へ。

 

うちは毎年年末年始は父の実家へ行き、祖父母が高齢で

無理になってからは父母の家で家族や親戚と過ごしてきた。

今年は初めて年末年始に旅行。

きょうだいはいるけど、疎遠で不参加。

 

職場の人に「うらやましい」と言われたけど、

そうではなくて、もう母が年をとって家で新年を迎えるのが

億劫になったのだ。

 

夕食のフランス料理はおいしかった!初フォアグラ&トリュフ

で盛り上がったが、暮れに父と同年の母方の伯父が亡くなった

こともあって、お墓の話題に。

 

伯父は遠く離れた地元のお寺ときちんと連絡を取り合い、

葬儀や墓についても希望をはっきり書きのこしていたようだけど、

父は祖父母の入っているお墓がどうなってるのかよくわかって

いないよう。

 

母はひとごと(父のこと)だとけっこう「どうするの?」と

よく話すけど、母自身はどうしたいのかは話題にしない。

きっと触れたくないのだろう。

 

いやだよね、自分が死ぬ、というのが前提の話だし。

 

1年の計は元旦にあり、だけど、紅白を適当に見て全員

寝静まってから不安で悲しくてたまらなくなった。

 

シングルの自分、ずうっとほっておいた父母だけど、

もう家族は父と母しかいない。

 

いなくなったら支えを失う。

そもそも自分自身どんな墓に入りたいのか考え始めたら、

地域にも、家族にも、何の拠り所もなくて、

自分自身の信仰や主義もなくて、どうするんだ??

これまでの自分の全てが悔やまれるような気分になって、

元旦から大泣き。

 

いたたまれず、昔聞きかじった「葬送の自由を進める会」、

どんな会だっけ、と検索したら、へえけっこうおもしろそう、と

amazonで本を注文。

 

葬式は、要らない (幻冬舎新書)

葬式は、要らない (幻冬舎新書)

 

 

あと、両親が亡くなったあと抜け殻のようになった…と雑誌で書いてたなあ、と

作家の「上坂冬子」を検索。

 

上坂さん、思想の科学の同人だったんだ、などと意外なことを発見。

気はまぎれたけど、いずれにしろサビシー!

 

明けて元日、信濃毎日新聞の朝刊で、姜尚中さんと地元出身の作家さんの

対談を読んだ。

 

フランクルの「夜と霧」の話題(これも新年早々どうかと思うけど)。

フランクルは、絶滅収容所の中で、「真面目な人とはやってられない」と

書いていたのだとか。そのような状況の中でこそ

ユーモアがなくては生きていられなかったと。

 

えー!そんなこと書いてあったっけ。

ミッション系出身のバカ真面目な私、ちょうど年末に本棚から「夜と霧」を

引っ張りだしていた(だから暗いんだってば)。

 

読み直してみよう。

 

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

 

 古い方の訳ね。。

 

あ、でも旅行も楽しかったです(ほんとう)。

 

今回のお勧め:

http://www.cellamasumi.jp/

おしゃれな雑貨も並ぶショップで諏訪の酒「真澄」飲み比べ♪

樹齢300年の松もかっこいいです。

 

次回は会ってくれないカレシが住む街を彷徨う編。(さびしー!)