新年早々、お墓の話…

大晦日から元日にかけて、つい80前後の両親と

お墓の話になってしまい、夜中にアマゾンで注文した本。

読み進んでいるところ。

 

葬式は、要らない (幻冬舎新書)

葬式は、要らない (幻冬舎新書)

 

 

30年前の調査で、ある地方の村では「院」のついた格式の

高い戒名をつけられるのは全世帯の20分の1に過ぎなかったとか。

急に経済的に豊かになっても、コミュニティに貢献して「世間」に

認められないと戒名に所謂「院号」をつけることが許されない。

(宗教的に、ではなくて「世間」的に。)

都会に出てきた人たちはそういった「世間」から自由になり、

戒名料を積んで「院」号をつける人が増え、比率が上がっていったん

だとか。

 

しかし逆に、皆つけるようになったら「院号」にはありがたみが

ないよね。

都会で「院号」をつけた人も、親までの世代がつけたくてもつけられな

かった…という渇望があるからこそお金を積んだんだよね。

 

うちは私も独りだし、兄は結婚したが子どもがいない。

墓を守れとも言われていない。

親戚とも直接連絡取ったのなんて、10年前?

 

だから、「世間」からはとっても自由だけど、

逆に誰からも相手にされない。

 

今ふと思いついたけど、こういうサビシイ人々が増えると、

歌舞伎とか、「家」制度で世代をこえて受け継がれていく芸能とかが

流行りそうな気がする。。

師匠ー弟子では弱い。

 

そういう兆候はないのかしらん?