彼女は安楽死を選んだ をみる

NHKの番組「彼女は安楽死を選んだ」を見る。

ミナさんは50代前半、韓国に留学、韓国語の通訳として活躍、その後生き方を変えて児童養護施設で働こうとしていた48歳で難病に。

自分の言葉をはっきりと話し、点滴に薬が入ったあとの最後の瞬間も笑い、お姉さんたちに感謝と「幸せだった」という言葉を残して旅立っていった。

独身だったんだろうな。お姉さんふたりがずっとついて支えた。

お姉さんの背景に本がたくさん積んであった。

もうひとり、人工呼吸器をつけて生きることを選択した方も50代。

シングルマザーで、タクシー運転手をしながら育てた娘はもう大人だ。

 

ふたりとも私と年が近い。

 

安楽死を決意する前、生きる方向との間で揺れていたミナさんは、

「心の底から面白いと感じられること/家族と笑いあう時間」を

生きる拠り所に、と書いていたこともあった。

 

延命措置を選んだ彼女は、「家族との何気ない日常が楽しい」と。

 

私の家族はもう親だけだけど、何もできていないな。。

 

 

言い訳のように中途半端に生きて、

それを変えよう、と中途半端に思っては

中途半端にやめることの繰り返しで50年

言い訳もきかなくなってきた

 

 

いま「面白い」と思えるのはなんとKMTだが、

あそこに出てくる人たちに感動したり思い入れたりするのは

命も捨てるほどの大きな目的があって、

そのために努力し、命を燃やすこと、自分を捨てて

周囲・仲間を大切に思い愛している姿に心を動かされるから

だよな

 

*****************************

 

すごい、未成熟、子どもなんだな私

 

また思い出すのは「プリズン・サークル」の彼だ

お金を貸してと言い出せなくて、でも周到に用意して襲う

激しい虐待にあった他の人に、「(生きる実感がありそうで)

うらやましい」と言う、閉じた世界の中で、もがいてはいるけど

他者の存在がない。

 

怖い怖いと恐れて逃げて。