gtgさんと見えないモチーフ 道徳

obmtに夢中になってしまい、毎日kmtのことを考えている時間が長い。

gtg先生の短編集を読むと、kmtに出てくる具体的なモチーフというか、基調になるコンセプトがたくさん見つかる。

モチーフは、陽もあれば陰もある。

 

<陽>

・役に立つ、役に立たない

・誰かにつないでもらった命を無駄にしないで活かす 

   →自己犠牲 / 自分に対する自信のなさにも通じるけど (※)

・本質を感じ取る=音や匂い

 

<陰>

・身体の欠損

・血の匂い

・カマキリのような体の形

・虫

・背中から出る刃物 とか

 

 

モチーフは他者にわかるように言語化されていないものが多くて、

すべてそのままだとわかりにくいけど、すべて解き明かしてしまうと

魅力を失う。

 

編集者の人が書いた一文があるけど、gtgさんしかもっていない世界が、

どんな風に開かれ、伝わる形になっていったのか一端を知ることが

できて面白い。

 

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ああ、なんかこうやって書いてると、よくわからないけど、

自分の中でつながっていたものがプチプチと切れて、別の

つながり方をするのがわかるような気がする。

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吾峠さんの考えるかっこよさ= 轢かれた猫を皆が気持ち悪いと引いてみている中、汚れも気にせず抱えて持っていける男

https://news.livedoor.com/article/detail/17760339/

※道徳 内田樹

http://blog.tatsuru.com/2019/09/03_0951.html

誰かが余計な責任を引き受けたり、よけいな仕事をかたづけたりしないといけないなら、自分がやる。そういうふうにふだんから考えている人。そういう人は高い確率で「その功績を歌われることのない英雄」になります。

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いま編集者さんへのインタビューを読みながらこの文を書いてて、

書き始める前、マニアックと言われたgtg先生の世界が、どんな風に

これほど多くの人に理解されるようになったのかな、という疑問を

持っていた。

https://news.livedoor.com/article/detail/17760339/

▲このインタビュー、1回読んでいて、その答えが書いてあったか

どうか全然覚えてなかったけど、あるじゃん!

 

みんなが知っている要素を使わないとわかりにくいよねと。『ONE PIECE』だったら海賊。『NARUTO -ナルト-』だったら忍者と学園モノ。歴代のヒット作は、みんなが知っている要素を使って新しいものを創り出している

 

『過狩り狩り』はみんなが知ってる「吸血鬼」のお話で、しかも「大正時代」、「刀」というわかりやすいモチーフもある。これならいけるんじゃないかと。

 

小中高生にもわかるものをと。

 

中心に普通の人を置いて、周りに異常性のあるキャラクターを配置するとちょうどいいのではないかと。そこで生まれたのが炭治郎でした。

 

仲間が3~4人いないと掛け合いが生まれないので、なかなかそれぞれのキャラクターのよさを引き出しきれないんですよね。

 

うん、そうだよね‥

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この文章は自閉していて、多分人が読んでも全然わからないけど、

自分には満足感がある。

逆に、いままで文章を書く時は、文として整っているか、読んでわかるかに

無意識にしばられていて、自分の中にあるものを引き出すために「文を利用する」

ことがなかった。

文が先、自分があと。

掘り下げが中途半端で世界が狭い。わかりやすくするために世界を狭く

したのに、誰も読んでくれない。

 

なんかもう、どうせ小さいのだ、50年小さかったのだ、

誰も私に興味なんか持ってはくれないのだ、

 

だから今はわかりづらくていい。

いつかつながりたいけど、少なくとも今は無理。

ずっと無理かもしれないけど、それもよし。